フリーランスでも再就職手当もらえた!

勤めていた会社を辞めてから、フリーランスのWEBデザイナーとして起業し、半分諦めていた再就職手当が入金されるまでを詳しく解説していきます!

フリーランスの再就職手当の条件

フリーランスとして再就職手当をもらうためには、以下の6項目の条件を全て満たす必要があります。

ちなみに、各ハローワークで詳細が異なる場合があるため、お住まいの管轄のハローワークと違う可能性もあるのでご了承ください。

①新たに事業を開始された方で、事業開始日の前日まで支給を受けた後の基本手当の支給残日数が、所定給付日数の3分の1以上であること。

②待機期間(7日間の失業状態)が経過したのちに事業(準備期間も含む)が開始されたこと。

③受給資格に係る離職理由により給付制限を受けた場合は、給付制限の初めの1ヶ月が経過した後に事業が開始されたこと。

④事業の開始の日の前日から過去3年以内の就職等について、再就職手当、常用就職支度手当を受けていないこと。

⑤再就職手当の申請を行った後、すぐに事業を廃止したものでないこと。また、当該開始した事業所に被保険者等を雇用した場合には、当該被保険者が離職し、被保険者等が存在しない状態でないこと。

その事業により自立することができる状態にあると認められること。

①〜⑤はそこまで難しくなくクリアできますが、⑥の証明はフリーランスになりたてで、どこの企業とも取引のないフリーランスにはなかなか手強い壁となります。

ハローワークの方も「ここの証明が一番大変だけど、企業との契約書とかあれば一発です!」とおっしゃってました。

いや、、、クラウドソーシングで仕事見つけて働こうと思っている人は契約書もないし、どうすれば・・・と半ば諦めモードで話を聞いていました。

ハローワークでの手順

会社を退職してから、フリーランスとして再就職手当をもらう為の手順は以下のような流れになります。

①退職した会社から自宅に「離職票」が届く

②離職票を持ってお住まいの管轄のハローワークに手続きに行く 
ここで認定日が決まります。

③雇用保険説明会に参加する

④最初の失業認定日にハローワークに行く。

⑤自己都合退職の場合は最初の待機日7日+1ヶ月の給付制限がつくので、その間は決められた回数の就職活動をします。

⑥待機日7日+給付制限の1ヶ月経過後 「フリーランスとして開業します」とハローワークに報告します。

⑦税務署に開業届けを提出に行き、開業届け控えのコピーをもらってくる。
 ハローワーク への提出が必須なので必ずコピーをもらってくるようにします。
税務署での滞在時間わずか10分!あっという間に個人事業主になれます。

⑧「再就職手当支給申請書」「雇用保険受給資格者証」「開業届のコピー」「契約書あるいは取引記録、業務実態等がわかるもの(※)」
※1年を超える自主性確認のため。ハローワークによって異なる場合あり

この後はハローワーク内での審査となり、問題なく審査が通れば通知がきて、1週間程で振り込まれる。とった流れです。

ハローワークで確認したこと

Q扶養内で働く予定だが、月10万円前後の収入でも再就職手当の対象になるか

 A.月10万円前後は正直グレーゾーンです。基本は自立した生活ができる程度、前職と同等の収入での審査となります。

ただ、過去にも扶養内で審査に通っている方はいらっしゃるので、3万〜5万程度の収入だと厳しいですが、10万円前後、毎月一定で収入が得られていれば大丈夫かと思います。

収入が確定次第、売上がわかる書類をお持ちください。

との事でした。

正直な話、私のフリーランスデビュー初月の見込み売上が7万前後予定だったので、かなりグレーゾーン・・・

10万円前後の売り上げを一定期間毎月なんとかしなくては!と決心しました。

Qもし、契約書等を結ぶ仕事ができなかった場合の証明はどうしたら良いか

 A.仕事のやり取りがわかる取引先とのメール、作業の実績・成果物、毎月の売上がわかるものを数ヶ月にわたり確認させて頂きます。

毎月“ある程度”の売上があり、継続して仕事を受注できていることが証明できれば、審査は通過するかと思いますが、結構厳しい審査にはなるかと思います。

との事でした。

“ある程度”の売上について、金額を確認したところ、金額は特に決まっていないとの返答で、少しモヤっとしましたが、個々のケースでまちまちなんだろうなと推測。
例え審査に落ちても、再就職手当の申請有効期限は2年間!この期間に事業を軌道に乗せられれば十分にもらえるチャンスはあります。

Qパートとフリーランスを半々で収入を得た場合の再就職手当の考え方

 A.フリーランスとしての審査になるので、フリーランスのみの収入が審査対象となります。

との事でした。

見切り発車でスタートしたフリーランスだったので、一定の収入が得られなかったら、パートとの兼業も考えいました。

結果、当然ながらフリーランスの収入で審査を通過できるように頑張るしかないことがわかりました。

最終的に再就職手当が振込まれるまで

私の場合はホームページを作成する仕事でフリーランスとなっていた為、初月は知り合いに依頼されたホームページを作成していました。

並行して、クラウドソーシング系の仕事に応募したり、フリーランスと企業を仲介してくれるサイトに何個か登録したりしていました。

約1ヶ月程活動したところで、クラウドソーシング系の仕事では定期的に記事を書く専属WEBライターの仕事が見つかりました。

フリーランスと企業を仲介してくれるサイト経由で何社か面談し、結果的にそのうちの1社と業務委託という形で契約を結ぶことになりました。

この契約書を早速コピーして必要書類と合わせてハローワークに郵送したところ、まだ実際に働いた仕事の給料が入る前にハローワークからの振り込みがありました。申請から約1ヶ月と数日です。

契約書のある仕事が最短で再就職手当をもらえるコツ

諦めモード・ダメ元で再就職手当の事を考えていましたが、契約書の授受が可能な仕事が見つかれば、すぐに申請の審査を通過できることがわかりました。

契約書がない場合にも、毎月の売上、仕事のやり取りがわかるメール、仕事の成果物さえしっかり提出できれば、時間がかかっても審査通過の可能性があります!

まずは、出来るだけのことをやってみることをおすすめします!