うつ病の波

うつ病の波

夫がうつ病から復帰して数年経ちました。
もう大丈夫だなと思った頃に、不意に不安になることがあります。

急に自信がなくなり、心が辛くなり、今のままで良いのだろうか、という不安に包まれる状態です。それは何の前ぶれも無く突然やってきます。

昨日まで明るく元気だったのに、翌日の朝突然「ツライ」と言い出すのです。
とても些細な事ですが、ちゃんときっかけもあり、例えば「仕事でミスをした」とか「上司に嫌な事言われた」とか「なんかうまくいかない」とかだったりします。

誰にでもある“日常”ですが、一度 うつを経験した人にとってはそんな日常ですら耐えがたい「辛さ」の波が襲ってくる事があります。

それでも何とか気持ちを切り替えて、会社を休まずに出社する事で乗り越える事ができています。

気分転換に旅行の計画を立てる。とか、前から欲しかった物買ってみる。とか、とか…。
辛い気持ちから切り替える自分なりの楽しみを知っておく事が大切ですね。

うつ病と考え方の癖

考え方に癖があるってしってますか?

「ポジティブ」な人、「ネガティブ」な人、と大まかに分類されることがあると思いますが、あなたはどちらのタイプですか??

私も、夫も確実に「ネガティブ」です。
人はそれぞれ、同じ一つの物事に対して考え方が違います。
【雨が降った】という事実に対して、ネガティブな人は「ジメジメして嫌だな…傘さして仕事いくの面倒だな。」と考えるかもしれません。
逆にポジティブな人は「恵みの雨だ!乾燥しなくてラッキー。」と考えるかもしれません。
うつ病になる人はきっと「ネガティブ」な考え方を する事が多いのではないでしょうか。

ポジティブな人の方が、生きていくうえで、心への負担が少ないと思いませんか?
小さなネガティブの積み重ねが、心へのダメージを蓄積していきます。
今さら考え方を変えるのは無理だ!!
と思われるかもしれませんが、少しずつ意識をして考える事で、考え方の癖は修正できますよ!

うつ病と自殺

うつ病を克服して、会社復帰出来てから早3年が経とうとしています。復帰後5年間の再発率がとても高いのもうつ病の特徴なので、まだまだ油断は禁物。

つい最近ニュースを賑わせていた、某大手広告代理店勤務の女性が長時間労働の末、うつ病を発症して自殺してしまった事件。
悲しくて、辛くて、とても他人事には思えない事件でした。

皆さんはどうでしょう。
「自殺する位なら辞めれば良かったのに…」

「少し休んだり、ストレス発散が足りなかったんじゃないの…」

「皆長時間労働でも頑張って働いているんだよ…」

「上司に相談出来なったんだろうか…」

こんな風に感じられた方も少なからずいらっしゃるのではないかと思います。

私も最初はそう思っていました。
そして旦那にも言ってしまっていました。

今だからはっきり分かることは、うつ病を発症して自殺してしまう方は、辞めるとか休むとか、普通の人がすぐ思いつくような思考も停止しまっている状態。
どうしたら良いのかさっぱりわからず、でも辛いというパニック状態なのだという事。

頑張ったり踏ん張ったりが出来る状態はとっくに通り過ぎて、死ぬのが一番楽だと本人が感じてしまうのがうつ病の本当に怖い所だと思います。

周りで気付いた人が病院に連れていき、治療を始めるのと同時に、休職の診断書を書いてもらって強制的に休むのが一番良いのではないかと思います。

とにかく休息が大事なんです❗うつ病を治すには❗

苦しんでいる方が周りにいらっしゃる方。
一緒に行ってあげてください。
まず強制的に休ませてあげてくだい。治ります❗